2014年8月15日金曜日

なんで豆類を食べたらいけないのか


パレオダイエットは豆類禁止なんです。
体にいいってみんな言ってるのになんでやねん、という疑問はごもっともと思われます。
というわけで豆類について解説します。


レクチンとサポニンってやつが悪いやつ

そもそもパレオダイエットの定義について、「旧石器時代の食生活を再現する」とどこにでも書いてありますが、実際は「リーキーガットを起こさないような食生活をする」が目的です。
リーキーガットというのは噛み砕いて言うと、腸に負担がかかる食べ物を食べたら腸が傷ついて体に悪いです。ということです。
で、旧石器時代の食生活を調べてみたら、リーキーガットを起こすおそれが極端に低いということで、パレオダイエットどうですかってことになるわけですね。

さてレクチンとサポニンです。豆類に含まれているこいつが悪者。
レクチンは炭水化物や糖類に結びつく強力な接着剤で、腸の粘膜に結合してリーキーガットを起こします。
サポニンは植物性界面活性剤です。細胞膜を溶かして赤血球などにダメージを与えます。あげくリーキーガットを起こします。


でも納豆は大丈夫

豆の害は主にサポニンなんですが、納豆とか発酵した食べ物になると、サポニンは大幅に減っています。
なので食べても大丈夫。
他に味噌、テンペ、豆鼓なども。


大豆食べれないのはつらい

実は私は大豆は食べます。というか大豆そのものは積極的に食事に取り入れたりはしないんですが、大豆プロテインを飲んでいます。
大豆プロテインでアレルギーになったよとかいう都市伝説も聞いたことがないではないですが、でもそこそこ広く使われてる割には問題になってないからそこまで気にしなくていいのかなーと。
実際アレルギーになりましたって証言を見ない気がするんですがどうなの。


ちなみにトマトやじゃがいもなどのナス科の植物にもサポニンは含まれていますので、毎日は食べないほうが良いのかも。
トマト結構食ってます。


植物性エストロゲン(大豆イソフラボンについて)

おまけ。
女性ホルモンの代わりに働くという大豆イソフラボンですが、その性質のために摂取制限量があるという話があります。
ホルモンバランスの問題で、1日150mgぐらいが限度のようです。
豆腐2丁でアウトです。結構少ない。
でもこの話、なんか怪しいなあってところがありまして。
1.そこそこ少ない量でアウトなのに全然話題になってない
2.そもそも食品から摂ったらセーフという謎理論がある

うーん、いろんな部分が怪しい。
どんな形でとっても一定量取れば一緒だと思うんですけどね。
じゃなきゃイソフラボン以外の栄養素もエストロゲンの働きに影響があるって話になるので。
あやしい。


フィチン酸も良くない

おまけ。
大豆とか玄米とかに入っているあいつです。
あいつはミネラル類と結合して体外にどんどん排出してしまいます。
だから玄米ばっかり食ってるとミネラル不足になるってことで、玄米よりも白米を食え!ってのがパレオダイエットです。
でもこのフィチン酸も発酵すると減るので、納豆最強です。

でも子供の頃から納豆が食えない……。

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